・米国のトランプ大統領は7月25日、記者団に対して米国とカナダは新たな貿易協定締結に至らない可能性があり、「カナダとはこれまで本当に運がなかった」として、単純に関税を引き上げるか高関税を課すことになると述べた。同日付のカナダのメディアのCBC/Radio Canadaが報じた。
・スコットランドに向けて出発する前にトランプ大統領は、「カナダは、交渉は発生せずにただ関税を課すだけの国の内の1つとなる可能性がある」との考えを示した。トラ

・VWグループは7月25日、2025年第2四半期(4-6月)と上半期の決算を発表した。
・2025年第2四半期の売上高は前年同期比3.0%減の808億ユーロ、営業利益は29.4%減の38億3,400万ユーロ、税引後利益は36.3%減の22億9,100万ユーロとなった。
・第2四半期の販売台数は前年同期比1.2%増の227万2,000台だった。
・2025年上半期の売上高は前年同期比0.3%減の1,584億ユーロ、営業利益は32.8%

・Ficosa Internationalは7月22日、オーストリアおよびスペイン・カタルーニャ州バッシュ・パナデス(Baix Penedès)にあるApplus+ IDIADAのADAS/CAVテストサーキットで実施された、欧州SELFYプロジェクトのパイロットテストに貢献したと発表した。このテストでは、実際の大都市環境を再現し、交通弱者の95％以上およびセキュリティ侵害の90％以上を検出することに成功した。 
・本プロジェクトは

・英国のEchion Technologiesは7月21日、韓国のバッテリー新興企業Grinergyと、XNO負極材の供給契約を7月10日に締結したと発表した。本契約によりGrinergyは、Echionのニオブ系XNO負極材を、自社で開発中の次世代急速充電バッテリーシステムに適用する予定である。 
・XNOはニオブをベースとした材料であり、高出力、優れた熱安定性、急速充電性能を同時に実現する。XNOを用いたバッテリーでは、過酷な環

・米調査会社のJ.D. Powerは7月24日、2025年米国商品魅力度調査(Automotive Performance, Execution and Layout: APEAL)の結果を発表した。この調査は、2025年モデルの新車所有者9万2,964人を対象に、所有から90日後に実施したアンケートの回答に基づいている。 
・総合満足度は851点(1,000点満点)と1年前より4ポイント上昇し、2020年に同調査が再設計されて以降

・フランスの労働組合CFE-CGC は7月24日、従業員評議会の発表を受け、ステランティスが仏ビリー・ベルクロー・ドゥヴラン(Billy-Berclau Douvrin)工場を2026年に閉鎖するとSNSの投稿で認めた。
・ステランティスが電気自動車(EV)への移行を進め、近隣のACCギガファクトリーがバッテリー生産に注力する中、組合側は影響を受ける従業員への適切な支援が緊急に必要だと強調している。これまでにACCギガファクトリーへ

・VWグループのブルーメCEOは、EUと米国の関税交渉で、欧州の自動車業界が現在直面する27.5%の関税率は、最終的に約15%で合意されるとの見通しを示した。7月25日付の米国のメディアのDetroit Newsなどが報じた。一方でVWは、トランプ政権との間で、米国での投資を増やす替わりに個別に関税を引き下げる合意を目指す考えだという。
・ブルーメ氏は2025年上半期の決算説明会で、「我々は巨額の投資を提案することで、関税引き下げの

・欧州委員会のフォンデアライエン委員長は7月27日、EUと米国が関税・貿易交渉で合意に達したと発表した。自動車、半導体、医薬品を含むほとんどの分野において、EUから米国への輸出品の大半に15%の関税率を適用する。
・航空機とそのコンポーネント、一部の化学製品、一部のジェネリック医薬品、半導体装置、一部の農産物、天然資源、重要原材料など、複数の戦略的品目については、相互に0%の関税率を適用することでも両国は合意した。
・鉄鋼およびアル

・ステランティスは7月24日、ドイツのドライバーインタラクションプラットフォーム開発企業4screenとの提携を発表した。これにより、ステランティスの車両にはリアルタイムの位置情報に基づくデジタルサービスが提供されることになり、欧州および北米の顧客の車内体験が向上する。
・4screenのプラットフォームは、まずUconnect 4またはUconnect 5システムを搭載した一部のフィアット、ジープ、ラムのモデルで利用可能になる。こ

・米国のラトニック商務長官は7月24日、日米間で成立した合意で関税を15%に引き下げることに伴う日本による5,500億ドルの投資について、自身のX (旧ツイッター)に投稿した。7月22日の発表だけでは事実関係の説明が乏しかったため、ラトニック長官が詳細について補った形だ。
・ラトニック長官は5,500億ドルの投資について、トヨタなどの日本企業が米国で工場に設備投資することではないと強調した。これはむしろ日本政府が出資する「国家安全保

・米国の新興LiDAR企業AEyeは7月24日、同社の主力製品Apollo LiDARがNVIDIAの自動運転エコシステムに不可欠な要素であるDRIVE AGXプラットフォームに完全に統合されたと発表した。 
・Apollo LiDARがNVIDIAに指定されたことで、AEyeは現在NVIDIAと協力して自動運転や次世代運転支援技術の実装に取り組んでいる一流OEMのグローバルネットワークに直接アクセスできるようになった。 
・AEy

・Infineon Technologiesは7月23日、自動車関連顧客に向けたISO 26262機能安全規格対応を加速するため世界的な第三者安全科学機関UL Solutionsと提携すると発表した。ISO 26262は信頼性の高いコネクティビティ、eモビリティや高度な自動運転に不可欠な自動車安全アプリケーション向けの電気・電子システムの統合に伴う安全リスクを管理・低減するプロセスを提供する。 
・UL SolutionsのSoft

・アルジェリア投資促進庁は7月20日、ソーシャルメディアへの投稿でAl-Hajj Al-Arabi Industriesが中国の双星集団(Doublestar Group)と提携してタイヤ工場を建設すると発表した。アルジェリア・オラン県では小型車用と大型車用の新しいタイヤ生産プロジェクトに向けた工場建設が始まった。この工場では当初年間700万本のタイヤを生産し、将来的にはインダストリー4.0技術を活用して生産能力を年間2,200万本

・イスラエルの画像技術メーカーForesight Autonomous Holdingsは7月18日、同社及び完全子会社Eye-Net Mobileが2025年5月に開催された日本の自動車技術会春季大会で発表されたトヨタの研究論文に協力したことを発表した。論文のタイトルは「V2N技術を用いた危険回避ブレーキ制御システムの成立性検証(Feasibility Study of a Hazard Avoidance Brake Contr

・米国の画像技術企業Lytxは7月23日、画期的な疲労検知技術Lytx Fatigue Detectionを発表した。この革新的ソリューションはマシンビジョンとAIを人間の知能と組み合わせることで疲労の兆候を示すドライバーをより早く正確に可視化する。 
・フリート管理者はLytx Fatigue Detectionを利用してドライバーの疲労を管理できる。ドライバーの疲労を検知したLytx Fatigue Detectionが発する警

・中国の国務院新聞弁公室は7月23日、新エネルギー車(NEV)に搭載されているスマートドライブシステムの管理に関する交通管理局局長の記者会見での発言内容を公開した。
・公安機関は関連部門と連携し以下の3分野で対応を行う。
・自動車メーカーに対する管理の強化：自動車メーカーに対して統合型運転支援システムの十分な試験検証を実施し、システム機能の限界と安全応答措置を明確化するよう促す。自動車メーカーに対してユーザーへの説明義務を厳格に履行

・Marelliは7月24日、蔚来汽車(NIO)の新型「ET9」フラグシップ電気セダンにインテリジェント照明システムを提供すると発表した。「ET9」は中国の高級車では初めてMarelliのマイクロLED照明システムを搭載する。この照明システムのヘッドランプにはams OSRAMのフルレンジEVIYOS HD25光源を搭載したh-Digi microLEDモジュールが採用されている。この技術はヘッドランプ1つあたり個別に制御可能な2万

・長安汽車は7月23日、家電大手の海爾集団公司(ハイアールグループ、Haier Group)と戦略的提携協定を締結したと発表した。
・両社は「人・車・家」を連携させるスマートシステムの構築で協力する。具体的には、車載用家電製品の開発、コールドチェーンに対応するエコシステムの構築などを含む。また、自動車産業では、新たな自動車製品の開発および販売、パーソナライズドなカスタマイズ事業を共同で模索する。さらに、両社のグローバルサービス体系を

・広汽集団傘下の配車サービスプラットフォーム如祺出行(On Time)は、広東省広州市で「Robotaxi+」戦略発表会を開催し、「星火計画」と「星河計画」の2つの拡張計画を発表した。
・「星火計画」は、Robotaxiの運営範囲と車両規模を拡大する計画で、1万台超のRobotaxiフリートを構築する。「星河計画」は、Robotaxiの効率的な運行・メンテナンスサービスに力を入れる計画で、今後5年間で10億元規模の投資を行い、100

・現代WIAは、エアコンやヒーターなど車載空調システムを開発し、量産を開始したと明らかにした。同社の空調システムは起亜自動車のPBV (Purpose Built Vehicle) 「PV5」に搭載される。現代WIAは「PV5」向けに、モーターやバッテリーシステムの熱管理を担当する冷却水統合モジュールも一緒に供給する。また、2027年からは内燃機関車(ICE)およびハイブリッド車(HV)に適用可能な空調システムを量産し、現代自動車の